フジテレビとライブドアの騒動も 終わりに近づいてきた感がありますね。以前 堀江社長がニッポン放送を支配をしてから 新株発行を発行して フジテレビの持ち株比率を下げるという内容のことを言っていたのですが、現状のニッポン放送の取締役会が 第三者に渡らないように 新株予約権 という方法で引き受け先をフジテレビとして 議決しました。
新株発行には商法上、資金調達の合理的な理由が必要なので 企業に対する支配権の維持・獲得の目的での増資は商法上問題があるとの見方もありますが、確かに増資して得た資金の使い道が定かでないのが疑問点ですw
ただ 今回の新株発行は ニッポン放送が自分達の会社を守るために増資をして 市場から資金を調達するのではなく その金額をフジテレビに引き受けてもらうだけの話しで 不良債権分を親会社に株で引き受けてもらうのと なんら変わりないと思うのですが。。。
当然 今より多くの株になるので 株価が下落するのですが それは 大量に持っている ライブドアもフジテレビも一般の人も 同じように損害をこうむります。思惑で儲かるか損をするか それは その人の勘によるところもありますが 需要と供給のバランスでも株価は変動します。
例え 損害をしても また新株に投資する金額が多くても グループ企業を守るためには 当然考えられたことであり 取締役会で議決されたことなので あたりまえのことですが 有効です。もしそれが無効であれば どこの会社であれ 正規の方法の取締役会の議決項目が無効になることになりますから。
フジ・サンケイグループも大きな企業集団です 顧問弁護士の10人やそこらはいるでしょう 何も確認をしないで行動をしたとは思えないですし 裁判になっても対応できると踏んだのでしょうね。
合併にしろ 乗っ取りにしろ 表に出たときは もう根回しが済んでいるときであり また実権を握っている状態でなければ 成功しないのに 根回し無く 中途半端の状態で ぶちあげたのでは できるものもできなくなるのが 何故分からないのか 不思議でなりません。
特に今回は 株を買うための資金を調達するのに 外資に有利な条件で用意してるので 失敗は許されない状況なのに。。。
プロ野球の時もしかり 地方競馬もしかり バッタ屋で札束でたたいて 安く仕入れるのとは訳が違うのに 確かに優秀な頭脳を持っているかもしれないですが 相手も感情を持った人です。高飛車な態度で対応すれば できる話もできなくなります。歩み寄りが無ければ 会話も成り立たないし うまくいかないと思うのは 私だけでしょうか?
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