1988年11月25日、18歳Aは埼玉県三郷市内で当時17歳の女子高生をわいせつ目的で拉致、ホテルに連れ込み強姦した。その後、A、17歳B、16歳C、17歳Dの4人で東京都足立区綾瀬のCの自宅に女子高生を監禁。同28日、17歳E、16歳Fも加わり、6人で女子高生を集団で強姦。その後もCの家の部屋で監禁、強姦、傷害など虐待行為が続いた。
1989年1月4日(監禁41日目)、A、B、C、Dの4人は、女子高生をリンチし死亡させた。翌5日、遺体の処理に困った少年達は、遺体を毛布に包み旅行鞄に入れて家から搬出。車に乗せ、近くの工場から盗んだドラム缶に鞄ごと入れ、コンクリートを流し込んだ。当初、ドラム缶を海に遺棄するつもりであったが、到着した江東区若洲の空き地にそのまま遺棄した。
同年1月23日、警視庁綾瀬署は、足立区内で当時19歳のホステスをホテルに連れ込み乱暴した疑いがあるとして、AとBを強姦容疑で逮捕した。同年3月、余罪の捜査過程でAが自供し本件が露見。4月1日、別の強姦事件で拘置されていたCを本件の容疑で再逮捕。D、E、F、G(Cの兄)も逮捕した。
東京家裁は、A、B、C、Dの4人について刑事処分相当として検察官送致(逆送)。E、F、Gの3人については少年院送致とした。東京地検はA、B、C、Dの4人を殺人、監禁、強姦などの罪で起訴した。 |