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更新日時: 2007年07月10日
性犯罪容疑で逮捕、送検・・・

(容疑者数は以下の目次の件名から出してあります。)
性犯罪容疑で・・・ 2007年3月24日まで 性犯罪容疑で・・・ 2006年下半期 性犯罪容疑で・・・ 2006年上半期 性犯罪容疑で・・・ 2005年

性犯罪容疑で実名公表になった際の特徴

 性犯罪のサイトの目次で、年齢・職業・人数・容疑などを書いていましたので、19か月分の約1000例の逮捕事例のデータから、年齢別、容疑別、職業別、職業・容疑別の人数をグラフに表してみました。


 以下のグラフは、2005年9月〜2007年3月 性犯罪容疑での逮捕事例が、実名公表になってからの19ヶ月間に於いて、Yahoo!ニュースの性犯罪盗撮不祥事教師の不祥事 など性犯罪に関連するトピックスで配信された約1000例の逮捕事例の記事を元にして作ってあります。

 ヤフーで配信されていないくても、性犯罪容疑での逮捕事例で実名公表された分があると思いますが、それらの分は、これらのグラフの数には入っていませんので、よろしくお願いします。ぺこ <(_ _)>

年齢別

 年齢別では、30代前半をピークとして、20代前半から40代前半までが多くなっていますが、10代前半から70代後半まで幅広い年代の人が性犯罪容疑で逮捕されているのが分かります。


 続いて職業別に分けてみました。

職業別
以下のように分類してあります
政治家 首長、議員など 法曹関係者 裁判所・検察庁勤務者、弁護士
教諭 小中高校教諭、学習塾関係者など 大学関係 教授、助教授、講師、助手、大学職員など
医療関係 整体師、看護士、病院職員など 福祉関係 福祉施設職員、養護施設職員、介護士など
メディア 新聞社員、放送局員など 芸能関係 芸能プロダクション、タレントなど
建設・設備関係 土木、建築、設備を業としてる場合 風俗関係 デリバリーヘルス、DVD販売店など
公共交通機関 鉄道会社、バス会社などの社員 タクシー運転手など タクシー運転手、トラック運転手など

 無職が一番人数が多いのですが、次いで風俗関係、教諭、会社員と続いています。風俗関係が多いのは、わいせつ物頒布などの容疑で一斉検挙があるために、一度に多人数が検挙されるためです。


 そして、容疑別に分けてみました。

容疑別
 児童買春処罰法違反容疑と児童ポルノ処罰法違反容疑は、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律 の違反行為ですが、買春行為とわいせつ画像では違いますので、分けてあります。


 容疑別では、強制わいせつ容疑が一番多いのですが、次いで児童買春容疑、わいせつ物頒布などの容疑と続いています。

 罪に対する罰として重く、罪が確定し、その判決が、懲役の実刑判決や長期(8年以上)の懲役刑以上の判決になりやすい、強盗強姦、強姦致死傷、集団強姦、強姦、強制わいせつ致死傷容疑の合計が181人で全体(1255人)の14.4%なのに対して、残りの約85%は、罪が確定したとしても、短期(8年未満)の懲役刑になり、どちらかと言うと執行猶予付きの懲役刑、若しくは罰金刑になりやすい場合の容疑です。

 罰の軽重に関係なく、一律に性犯罪容疑での逮捕ということで実名公表になっているのですよね。。。


 職業別の状況をもっと分かりやすくするために、容疑別に分けてみました。

職業・容疑別
強姦容疑 強姦以外の刑法犯の容疑 特別法違反容疑 条例違反容疑
政治家 3 1 1
国(省庁)職員 8 6 10
地方公共団体職員 6 21 14 27
自衛官 3 8 5 10
警察官 3 13 3 25
刑務官 1 1
法曹関係者 1 2 3
消防官 1 2 7
郵便局員 1 7 1
教諭 8 38 32 30
大学関係 5 1 3
医師・歯科医師 2 12 10 4
医療関係 5 2
福祉関係 3 1 5
メディア 2 1 7 6
芸能関係 2 3 6 1
飲食関係 2 12 8 1
建設・設備関係 14 10 16 5
風俗関係 3 93 56
自営業者 6 6 19 4
会社社長・役員 6 9 22 2
会社員 15 56 16 21
公共交通機関 4 9
タクシー運転手など 9 5
その他の職業 1 14 10 3
無職(20歳以上) 41 86 56 16
学生 7 12 9 10
少年・少女 13 6 15
外国人 1 8 3 1
小計 146 447 325 206
合計 1124

 風俗関係の件数が多いのは、デリヘルなどでの売春防止法違反、風俗営業法違反、DVD販売店でのわいせつ物頒布などの容疑が多いためです。

 強姦容疑など罪質として悪質なのは、どんな職業であれ公表されていると思いますが、痴漢行為や盗撮行為などの都道府県条例違反行為は、罪として軽いので、公務員、地位、名声がある人の場合に公表対象になっているのが分かると思います。

 罪というのは、裁判で判決が下りて始めて確定します。

 容疑がある場合は容疑者、起訴されたら被告人、判決で罪を犯したのが確定して犯罪者なのですが、容疑者の段階で、もう犯罪者扱いになっているのが現状なんです。

 容疑があるとされたことが、罪に該当するのか、冤罪なのか分からないのに・・・

 一旦実名公表され、ネットに配信されたら、当事者、家族が受ける風評もすごいですし、その記事がコピーされ無数のサイトやブログに残り、全部を削除するのが不可能になってしまいます。

 記事を貼り付けたサイトやブログが存在する限り、自分の名前で検索すると、該当記事がヒットしてしまうわけです。

 今は、そういう時代ですから・・・

 公務員を始めとして、社会的地位、肩書き、名声がある人は、条例違反容疑に該当するような容疑であっても、実名公表になりやすいですから、容疑をかけられるだけでも駄目なんですよね。。。

 罪に対する罰だけでなく、公務員であれば、懲戒処分の対象にもなりますし、免許が必要な職業なら免許取消しなどの行政処分もあります。

 いくら肩書き、地位、名声があっても、一度性犯罪を犯せば、社会的制裁を受け、吹っ飛んでしまい、人生のやり直しを余儀なくされます。

 「これくらいは、してもいいだろう」とか、「他人は捕まっても、自分は捕まらない」などという自分に都合の良い考え方でしてしまい、罪に問われてからでは遅いです。

 くれぐれも、罪に該当するような行為をしないように気を付けてもらいたいと思います。

 相手を思いやる気持ちがあれば、相手が嫌がる行為をしないようなると思うのですがね。。。


(容疑者数は以下の目次の件名から出してあります。)
性犯罪容疑で・・・ 2007年3月24日まで 性犯罪容疑で・・・ 2006年下半期 性犯罪容疑で・・・ 2006年上半期 性犯罪容疑で・・・ 2005年

性犯罪について 性犯罪行為での罪と罰 性犯罪での事件裁判について 性犯罪が起訴事実に含まれている殺人事件 性犯罪 量刑の傾向
性犯罪抑止に向けての いろいろな対策・施策 もし、性犯罪被害に遭われたら・・・ 性犯罪容疑での逮捕、送検事例 性犯罪 判決例 性犯罪による懲戒処分例
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