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建物を作る(設計する)上に於いて、まず考えることは・・・ | 欧米と日本の建物事情の違い |
愛知の県都、名古屋駅前の開発(再開発)状況 | 自宅を自分で改修してみました。 |
まさかりの独り言 | 街づくり、建築等関係法令 |
愛知の県都、名古屋駅前の開発(再開発)状況 |
名古屋駅前の現在の開発状況は・・・ |
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名駅地区に、超高層タワービルが増えるみたいですね。 |
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今後、名駅地区で再開発されるとしたら・・・ |
10月1日に郵政民営化で、郵便局が民間会社になったのですが、民営化されたことによって、それまで禁止されていた不動産事業が可能になりました。 郵便局でも、東京中央郵便局のように、JR東京駅(丸の内口)のすぐ近くと、大きな駅の前に広い敷地を有してある場合もあります。 名古屋も東京の場合と同じで、名古屋中央郵便局は、JR名古屋駅に極めて近い場所に存在していました。 現時点でも郵便局は存在しているのですが、中央郵便局自体が別の場所に移転し、分室として残っていますので、過去形で表現しています。 分室ですので、本体と違い小回りがききますし、地図上の@の場所と立地もいいですので、土地利用を考え、収益を上げる不動産事業の一つとして、遅かれ早かれ超高層のオフィスビルに建て替えられると思います。 |
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郵便会社が、そういう動きをするのが早いのか、前々から噂がある大名古屋ビルヂングの建て替えが早いのか、どちらの再開発が早いのかは分かりませんが、名駅地区に2本の超高層ビルが増えるだろうことは、容易に想像できます。 こうして名駅地区に超高層ビルが増えていくと・・・ 気になるのが、名鉄と近鉄の場所なんですよね。 間に道路が入っていますが、名鉄百貨店(名鉄名古屋駅)、近鉄パッセ(近鉄名古屋駅)、名鉄メルサ、名鉄セブンと並んでいるBの場所です。 名鉄百貨店、名鉄セブン、名鉄メルサと違っても、親会社は私鉄の名鉄ですし、近鉄も同じ鉄道会社です。 近鉄名古屋駅と名鉄名古屋駅は、一部だけ乗り換え用に改札で繋がっていますが、基本的に入り口は別々です。 利用者の動線を考え、利便性を高め名鉄近鉄総合駅に改良するのと同時に、名鉄と近鉄が一緒になって4つの建物を1つ(中間に道路があるので、厳密には2つ)にして、再開発をすればいいのになぁ〜 って思います。 名鉄、近鉄共に地下部分に利用されている駅がありますので、基礎部分から低層階の工事の際には、相当な難工事になると思いますが、先にメルサセブンの方を一つにし、1期工事で超高層化し、した低層部分に名鉄百貨店や近鉄パッセを移転させ、2期工事で名鉄百貨店と近鉄パッセの部分に、名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅の総合改札口や連絡通路の位置等をよく考えた上で低層のビルを作り、先に出来た超高層と合体させ、2期工事で出来た低層部分に、名鉄百貨店と近鉄パッセの商業部分だけを入れれば、4つの建物の土地全部の広さの低層部分が全部商業施設になります。 今の名鉄百貨店、近鉄パッセ、名鉄セブン、名鉄メルサの建物は、建物が別々というだけでなく、階の高さ(フロアレベル)がまちまちになっています。現状でいくら繋いだとしても、上がったり降りたりの連続になりますから、入り口部分は良くても、奥まで人を誘導することが難しくなります。 百貨店業界がスーパーに押されて売り上げを落としているのですが、百貨店は、スーパーのように単価が安くないというだけでなく、百貨店自体が老舗が多いため建物も古く、柱間隔が狭いとか、天井が低いなど建物の構造がネックになっている場合もあると思います。 名鉄、近鉄の場合は、駅があり利用を止めるわけにいかないので、工事自体大変ですが、建物には、いずれ建て替えの時期が来ます。 一社だけで建て替えするのが一番時間的に早いですが、2者以上で共同で建て替える場合には、優良建築物等整備事業(該当するには、要件を満たさないといけませんが)という国の制度を利用し、補助を受けて建て替えをすることも可能になります。 補助率はそんなに高くないですが、総工費が多くなれば、当然経費も多くなりますから、補助額も多くなります。(実際に補助されるので補助金なのですが、今は交付金と呼ばれています。) 名駅地区がこれだけ変貌してきたので、名鉄、近鉄の経営陣には、これからの5年、10年先の名駅地区の状況を見据えて、今から再開発計画を考えてもらいたいと思いますね。 |
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ささしまライブ地区の再開発がようやく動き出しましたね。 |
1月に発表があったのですが、滞っていたサイトの更新を順にこなしていたら、この更新が遅れてしまいました^^;; 忘れない内に、残しておきます。 ささしまライブは、名駅エリアからは、少し離れるのですが、超高層ビルが出来上がると、JRタワーズやミッドランドスクエアなどと一緒にビル群を形成しますので、開発状況の中に含めておきます。 ささしまライブ地区は、名古屋市、清算事業団、日本郵政(株)などの地権者が、それぞれのブロックを持っているためなのか、再開発が遅々として進みませんでした。 その中の名古屋市が持っているブロックの再開発が、ようやく動き出すようです。 以下が、その概要です。 「ささしまライブ24地区」再開発事業 豊田通商(名古屋市)など4社のグループ 愛知大学(愛知県豊橋市) 敷地面積:約17,000uと約15,000u 概要: 地上33階(151m)と19階建て(92m)のツインタワー 地上33階のタワーに全178室 スイートルームのホテルや会議施設などが入居 愛知大は名古屋校舎(愛知県三好町)の全部と豊橋、車道(名古屋市)校舎の一部を移転 2009年度以降着工、2012年度〜13年度完成予定 総事業費: 約637億円(豊田通商のグループ) 約290億円(愛知大学) 名古屋市所有の土地について: 豊田通商のグループには、約157億円で売却 愛知大には、年2億5000万円の賃借契約(50年期限) |
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発表された計画の場所は、 になります。 |
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このささしまライブエリアには、日本郵政(株)の土地もあります。 郵政民営化前は、公共ですから営利事業は出来ませんでしたから、不動産を利用しての営利事業も当然の事ながら出来ませんでした。 この場所に所有地があっても、民営化前であれば、もし作ったとしても、研修センターみたいな物を計画するしかなかったと思います。 それが、民営化によって、公共という制約がなくなり、不動産事業も可能になりましたし、営利目的で事業を組み立てることも可能になりました。 ここに所有する土地も、名古屋駅前の中央郵便局分室と同様に、ポテンシャルを秘めた土地であることには違いありません。 民営化によって、公共ではなくなりましたが、公共性を有している点は変わりませんから、赤字の部分を切り捨て、黒字部分だけを残すという 通常の民間会社のようには、しずらい面も持っています。 赤字部分でも、可能な限り残せるようにするには、赤字を補填出来るくらいの黒字部分を持つ必要がありますが、中央郵便局分室敷地と同様に、この場所もポテンシャルは高いのですから、赤字部分に補填が出来るくらいの利益を生ませれるよう、うまく有効活用してもらいたいですね。 |
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名古屋中央郵便局分室も超高層ビルに・・・ |
以前に書いていた名古屋中央郵便局分室の再開発が動き出しましたね。 郵便局敷地だけでなく、隣接してる敷地も一緒に再開発するようですから、該当部分の敷地は、下の再開発予定地の所になると思います。 |
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ここが再開発されることで、JRタワーズとルーセントの間が埋まりますので、少し離れていたために孤立していたルーセントへの人の流れも増えるのじゃないかな? まだ設計公募段階ですが、予定としては、敷地が約1ha(約3,000坪)の場所に地上30階建てくらいの建物を建てたいようです。 敷地が広く建蔽率については気にすることもないので、容積率の方で考えてみます。 普通に考えると、容積率が800%で、容積率対象外の部分を(設計の仕方次第で増えるのですが、とりあえず)200%くらいとすると、建築延べ床で1000%くらいの建築物になるとします。 敷地が約3000坪ですから、延べ床約30000坪になります。 30階くらいですから、単純に割るとフロア当たり約1000坪になります。 仮に直方体とすると、1辺が57mの正方で高さが150m以上の建物って感じかな? そこそこの規模になるから、名駅前高層ビル群が増えるな。 |
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発表された計画の場所は、 になります。 |
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現時点は、設計業者公募段階で9月頃に業者選定をするようです。 2011年度の竣工予定ですから、2012年3月までに竣工となります。 |
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JR東海の計画発表と同日に、日本郵政グループからも発表がありました。 日本郵政グループ、最大で高さ210メートルの超高層ビル(40階建て)を12年度を目標に建設。 当初の計画よりも高くなっていますから、それだけ工期も必要になります。 当初の計画より1年遅れての竣工予定ですが、200メートル規模の超高層ビルなら仕方ないですね。 |
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建物を作る(設計する)上に於いて、まず考えることは・・・ | 欧米と日本の建物事情の違い |
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