|
建物を作る(設計する)上に於いて、まず考えることは・・・ | 欧米と日本の建物事情の違い |
愛知の県都、名古屋駅前の開発(再開発)状況 | 自宅を自分で改修してみました。 |
まさかりの独り言 | 街づくり、建築等関係法令 |
愛知の県都、名古屋駅前の開発(再開発)状況 |
JR東海が、もう1本超高層ビルを計画・・・ |
12月22日に、JR東海が、名古屋ターミナルビルを解体し、地上50階建て以上(高さは最大260メートルの計画)の超高層ビルに建て替えると正式発表がありましたので、忘れない内に書いておきます。 建設費は約1500億円。 2011年度に着工し、17年度までに全面開業の計画。 工期がかなり長いし、建設費(見積額)も1500億円と多いから、もしかしたら、リニア中央新幹線用名古屋駅の為の深深度工事が関係しているのかもしれないですね。 |
|||||||
|
|||||||
|
|||||||
|
|||||||
発表された計画の場所は、 になります。 |
|||||||
計画のように260メートル規模になると・・・ 中部地区の超高層ビルの高さの順位が、1位 JR東海新ビル 2位 ミッドランドスクエア 3位 JRセントラルタワーズ の順になります。 JR東海のJRセントラルタワーズが、トヨタのミッドランドスクエアに抜かれたのですが、再度、JR東海の新ビルがトヨタのミッドランドスクエアを抜き返す形になります。 |
|||||||
|
|||||||
外観のデザインがほぼ決まり、建物規模も決まったようですので、忘れない内に資料を追加しておきます。 高さが当初計画の260mから220mに変更されましたので、既設のJRセントラルタワーズよりも低くなります。1位 ミッドランドスクエア 2位 JRセントラルタワーズの順に変更ないです。 詳しくは、名古屋駅新ビル(仮称)の外観デザイン等について でどうぞ。 |
|||||||
|
ようやく大名古屋ビルヂングが動き出しましたね。 |
再開発の可能性ありでずっとA表示にしてあったのですが・・・ 三菱地所がようやく動きだしましたw 三菱地所が、所有する「大名古屋ビルヂング」と、隣接するホテル「ロイヤルパークイン名古屋」を取り壊して再開発し、地上38階(約190m)、地下4階の超高層ビルを建設。 敷地面積 9,150u 総工費 数百億円 (駐車場 約330台) 2012年度に着工し、2015年度竣工予定 隣接するホテル「ロイヤルパークイン名古屋」の営業は11年2月をめどに終了。 ちなみに、この場所は、全国的な地価下落傾向の中にあっても、地価上昇率日本一を数年間連続で記録していた場所なのですが・・・ 何故そんなにも上昇していたのか、これでお分かりいただけたと思います。 |
|||||||
|
|||||||
|
|||||||
|
|||||||
発表された計画の場所は、F になります。 |
|||||||
これまで開発予定の表示になっていた@とAは、それぞれ、@の名古屋プライムセントラルタワーとブリリアタワー名古屋グランスイートが2009年5月竣工、Aの愛知県産業労働センターが2009年10月に竣工し、開業しています。 よって、残る開発予定は、Aの二期工事の新中経ビル、納屋橋のB、ささしまライブのC、日本郵政のD、JR東海のE、今回の三菱地所のFの6ヶ所になります。 |
|||||||
|
小中一貫教育校「笹島小学校・中学校」開校 |
以前に書いた公立の小中一貫校が2010年4月に開校しました。 これまで、笹島中学校の敷地(地図上Aの場所)で、校舎や体育館など建替え工事をしていたのですが、完成し、小中一貫校としてスタートを切りました。 新明小学校と六反小学校が合併し、笹島小学校に、そして、笹島中学校と一貫校へ。 2010年3月24日 新明小と六反小の閉校式 2010年4月6日 小中合同の入学式 2010年5月29日 開校記念式典 場所が場所ですから、小中学校でありながら、6階建の校舎になり、体育館は半地下、その体育館の上に運動場という感じです。 |
|||||||||||||||||||||
今回の分を追加すると以下のようになります。笹島小学・中学校(地図上A)の位置。一貫校が出来たことよって、不要になった新明小学校と六反小学校の位置がの場所のです。 |
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
どちらも元小学校の敷地ですから、それなりの大きさがあります。 Cの六反小は名古屋駅から離れていますから住居系になると思いますが、Bの新明小は、周囲に細かいビルが若干ありますが、一部をなんとか出来れば整形した形になります。名古屋駅前の大名古屋ビルにほど近く、駅からの距離でみれば、ルーセントタワーよりも近い位置にあり、事務所系、住居系など、超高層タワーにしても、事業として成り立つ位置になると思います。
以前であれば、自治体自身で開発していたのですが、民間に任せた方が早いし、なにより固定資産税など税収もあります。財政が厳しいのは、名古屋市と言えども同じです。たぶん、市は売却すると思いますから、駅前での開発可能性のある土地になると思いますね。 名鉄・近鉄・名鉄メルサ・名鉄セブンの再開発は、地下に利用中の駅や線路があるため、総事業費が多くかかります。母体が固い鉄道会社ですから動きも鈍いですし・・・w 時間がかかり、老朽化していても、いつ計画が立てられるか分かりません。 新明小跡地でも、行政財産を普通財産にしたり、議会承認を受けたりと、いろいろ手続きがあるので、すぐには動かないと思いますが、地下に駅があるわけではありません。校舎を解体して更地にすればいつでも可能になりますから、こちらの方が動きは早いと思います。 ただし、売却するのが自治体ですから、いくら落札価格が高くても、変な物を作る企業には売れませんから・・・ 売却する時は、落札価格だけでなく、プロポーザルやコンペをして提案(企業)を選定すると思います。 しっかし・・・ 日本郵政、JR東海、三菱地所、新明小跡地と・・・ 見事に同じようなエリアに固まってしまいましたw にぎわい創出の街づくりの観点からすると、相乗効果を発揮しますから非常に良いのですが・・・ 出来あがった時の人の動きを想像すると・・・ もう少し地下を整備し直した方が良さそうですね^^;; それから、ついでに書いておきますが・・・ 私は名駅の東側ばかりについて書いて、駅西には触れていませんが、特殊な事情もあり、新幹線側の駅西と駅東ではポテンシャルが大きく違うからです。 ここ数年で関東資本で名古屋に未進出だったデベロッパーが、お値打ちな駅西側の土地を買い漁り、立て続けに開発したのですが、事業に失敗して撤退した企業が多くあります。 関東資本のデベロッパーは、土地購入価格の安さだけでなく、少なくとも名古屋の特性というのを研究してから、進出した方が無難だと思います。でないと、開発したけど、入居者が埋まらなくて事業が成り立たないということになりかねないですから・・・ くれぐれも、お気を付けください。 |
|||||||||||||||||||||
|
名駅近辺の再開発スケジュール |
竣工済み
名古屋プライムセントラルタワーとブリリアタワー名古屋グランスイートは、名古屋市営バス那古野営業所跡地の再開発事業で、1階は名古屋市営バスの転回場になっています。 今後
名古屋駅周辺・伏見・栄地域 名駅近辺と他地区との違いが分かりやすいと思いますので、名駅近辺以外の90mを超える超高層ビルを挙げておきます。住居系のタワーマンションを除くと、以下のようになります。 名駅近辺以外の超高層ビル(住居系のタワーマンションを除く)
ちなみに、金山の金山南ビルを除いて、殆どが栄エリアの中にあります。 名駅地区では、一部のエリアに超高層タワーが集積しているのに対して、他の超高層ビルは住所が違うことからも分かると思いますが点在しています。 名古屋市は、名駅エリアと栄エリアに2極化していますが、栄エリアには、松坂屋本店・名古屋三越・丸栄・パルコなど商業施設が集積し、どちらと言うと商業施設が多いエリアになっています。 名駅にも、名鉄百貨店、近鉄パッセ、JR名古屋高島屋がありますが、地元企業の本社や大企業の名古屋支店などは名駅・伏見地区に多く存在しています。また、JR東海、名鉄(セントレアへ直通)、近鉄の名古屋駅にも近く便利です。 本社や支店を設置する際に、誰しも、普通は、自社にとって都合が良い便利な場所に構えようとします。 それを考えると・・・ 名古屋では、自然に名駅地区になってしまうのですよね。 超高層タワーが名駅エリアに多く出来ていますが、どちらかと言うと、デベロッパーが金儲けのための投資という感覚ではなく、老朽化した自社ビルの建て替えをする際に超高層化して新規需要に応えている感じです。いかにも名古屋(尾張)らしいですが・・・^^;; ここまで集積してくると、さらなるオフィス需要がありますので、名駅地区では、まだ、超高層タワーを作っても事業は成り立ちます。結果、オフィス系の超高層タワーについては、名駅地区への一極集中現象が起きています。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
先に大阪中央郵便局建替え計画延期も発表されたのですが、5月19日に名古屋中央郵便局分室跡地の再開発計画を延期する方針が発表されましたので、忘れない内に追記しておきます。 この再開発計画は、西川前社長が民営化した日本郵政の新路線を象徴する事業として推進してきたものですが、民主党に政権交代してから、西川社長は解任されています。今の政権では、郵政民営化に逆行するようなことをしていますから、そのあおりの可能性も無きにしも非ずです。 ただ・・・ 日本郵政が先送りしたことでビル1本分のフロアが減ったのですから、後から竣工予定だった三菱地所(大名古屋ビルヂング)にとっては、顧客獲得が多少なりとも楽になったと思います。 不動産業が素人の日本郵政と、不動産業でプロ中のプロの三菱地所では、ノウハウ、能力が全然違いますから、比較するのも何ですが・・・ ね^^;; ただ、今の時期なら、旧中央郵便局の解体も先送りになると思うが・・・ 現在のテルミナには、JRバスと市バスのターミナルが入っているし、新ビルの1階にもターミナルが出来る計画になっている。 郵政が先送りなら、JR東海が隣の郵政の土地を借りて、JRバスや市バスの仮設ターミナルにすると、利用者は便利だし、新ビルの工事も更地がある分、楽になるから・・・ どうせなら、日本郵政も解体だけ先にやらないかな? |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
建物を作る(設計する)上に於いて、まず考えることは・・・ | 欧米と日本の建物事情の違い |
愛知の県都、名古屋駅前の開発(再開発)状況 | 自宅を自分で改修してみました。 |
まさかりの独り言 | 街づくり、建築等関係法令 |
|