1 アダルトビデオ(DVD)はあくまでフィクション |
アダルトビデオやアダルトDVD、エロ本と言われるものなどは 概して人間が生まれながらにして持っている 異性に対する興味や性欲などの欲望を満たしたり、異性をこうしてみたいという願望をそそるように作ってあります。
インターネットが普及する以前であれば、自分から書店やビデオ店又はアダルトショップに出向かないと そういう情報を入手することは難しい状況でした。
それが 今ではインターネットの普及により 身近な親、兄弟などにも知られることなく パソコンの操作方法さえ知っていれば、操作しているのが小学生であってもクリックすると いくらでもアダルトサイトにアクセスすることは可能で いつでも欲しい情報を手に入れることが出来るようになりました。
サイトには18歳以下禁止の表示があっても あくまで自己申告ですから クリックしている相手が 小学生か大人であるかどうかなんて分からないですからね。
人の知識量には個々によって差がありますから 見たことや聞いたことの良し悪しを判断する基準も変わります。
正しいことを知っていれば 例えそういうものを見ても『フィクションであり、金儲けのために男の欲望をそそるように作ってある』と判断出来るのですが、そういう判断が出来ない人は『あぁ こういうものなんだ』と間違って学習してしまいます。
例えば、映像の中で 悦びの表現として声を出していたとしても 声なんていうのは いくらでも演技で出せますし、濡れているように見えても ローションを塗れば いくらでも濡れてるように見せることは出来ます。
作る側にしてみれば 買ってもらうのが目的なんですから 購買意欲をそそるように作らないといけないですから なんでもあり でしょうね。
強姦物や痴漢物なんかは 最初から犯罪なのですが、そういう物を見ることによって 欲望を増幅させてしまう場合もあります。『これはフィクションです』と小さく書いてあっても 見る人は様々ですから人によっては 『こういうことをしてみたい』と思う人だっています。
エロビデオでしたら どんなシチュエーションでも射精して終わりでしょうが、実社会ではその後に 逮捕され、実名公表され、懲戒免職になり、有罪判決や実刑判決で 罰金刑や懲役刑が控えています。
アダルトビデオやDVDの購買層として ターゲットにされているのは男ですから 男が悦び、男の欲望を満たすために作ってあるということを忘れないでください。
男である自分が気持ちいいのだから 相手の女性も気持ちいいなんて論理は成り立ちません。当事者が2人だとしたら それぞれの状態を考えると パターンとしては4通りになります。
パターン |
女性 |
気持ちいい |
気持ちよくない |
男性 |
気持ちいい |
○ |
× |
気持ちよくない |
× |
× |
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このように双方がいい場合なんて 4通りの内の1つしか無いのですよね。自分が良くても 相手にとっては嫌な場合もあれば 自分は良くなくても相手にとっては良かったりする場合もあるのです。
エロビデオに出ている女優がいくら良い振りをしていようとも 目の前にいる好きな相手が良いと感じなければ何も意味がありません。
こういうこともありますので 間違っても そういうのを教科書にして エロビデオでやってることと同じようなことをし、好きな相手に嫌われることの無いよう ご注意ください。 |
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